“うへまち”の漢字の書き方と例文
語句割合
上町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌日陸奥が来ましたから此事を話し、西郷さんにも知らせると、ソレは怪しからぬと云つて、私等二人を上町うへまちと云ふ処へ移らせ、番人を置いて警戒させてくれました。
千里駒後日譚 (新字旧仮名) / 川田瑞穂楢崎竜川田雪山(著)
子供の多い上町うへまちの家へ帰してから、お文は道頓堀でまだ起きてゐた蒲鉾かまぼこ屋に寄つて、はもの皮を一円買ひ、眠さうにしてゐる丁稚でつちに小包郵便の荷作につくりをさして、それを提げると、急ぎ足に家へ帰つた。
鱧の皮 (新字旧仮名) / 上司小剣(著)