“かみまち”の漢字の書き方と例文
語句割合
上町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上町かみまちの古本屋にはかつて雑誌の古を引取つて貰つた縁故もあつた。丁度其店頭みせさきに客の居なかつたのをさいはひ、ついと丑松は帽子を脱いで入つて、例の風呂敷包を何気なく取出した。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
立下總國古河町穀屋儀左衞門方に逗留いたし七月四日朝五ツ時出立右の通り泊り/\探索たんさく仕つり候處相違無之さうゐこれなく別紙べつし廿七日泊りの場所栃木中町徳右衞門を上町かみまち名主方へ呼寄よびよせなほちく一吟味仕つり書付を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
上町かみまちの鶴の湯はにぎやかであった。赤いメリンスの帯をしめた田舎娘が出たりはいったりした。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)