“三片”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
みひら50.0%
みきれ37.5%
スラッペンス12.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二つ三つまた五つ、さきは白く立って、却って檐前のきさきを舞う雪の二片ふたひら三片みひらが、薄紅うすくれないの蝶にひるがえって、ほんのりと、娘のまぶたを暖めるように見える。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一片ひとひら 二片ふたひら 三片みひら……
青白き公園 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
かる黒髪くろかみそよがしにかぜもなしに、そらなるさくらが、はら/\とつたが、とりかぬしづかさに、花片はなびらおとがする……一片ひとひら……二片ふたひら……三片みひら……
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
十二歳の時分と覚えて居ます、ころは春のすえということは庭の桜がほとんど散り尽して、色褪いろあせた花弁はなびらこずえに残ってたのが、若葉のひまからホロ/\と一片ひとひら三片みひら落つるさまを今も判然はっきりおもいだすことが出来るので知れます。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
小皿の上に三片みきればかり赤味がかった松脂まつやに見たようなもののあるのはからすみである。
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「そうかしらん。それじゃ道楽は追って金が這入はいり次第やる事にして、今夜はこれでやめよう」と飯茶椀を出す。何でも茶漬を三ぜん食ったようだ。吾輩はその豚肉三片みきれと塩焼の頭を頂戴した。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
三片みきれにしてくれ。」とガヴローシュは言った。そしてしかつめらしくつけ加えた。
——JOES《ジョース》 ICE《アイス》! JOES《ジョース》! 三片スラッペンス
ロンドン一九二九年 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)