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檐前
ふりがな文庫
“檐前”の読み方と例文
読み方
割合
のきさき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のきさき
(逆引き)
二つ三つまた五つ、
灯
(
ほ
)
さきは白く立って、却って
檐前
(
のきさき
)
を舞う雪の
二片
(
ふたひら
)
三片
(
みひら
)
が、
薄紅
(
うすくれない
)
の蝶に
飜
(
ひるがえ
)
って、ほんのりと、娘の
瞼
(
まぶた
)
を暖めるように見える。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
庭の松が
枝
(
え
)
に
釣
(
つる
)
したる、
仄
(
ほの
)
暗き
鐵燈籠
(
かなどうろう
)
の光に
檐前
(
のきさき
)
を照らさせて、障子一重の内には振鈴の聲、急がず緩まず、四曼不離の夜毎の
行業
(
かうごふ
)
に慣れそめてか、
籬
(
まがき
)
の蟲の
駭
(
おどろ
)
かん樣も見えず。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
檐前(のきさき)の例文をもっと
(2作品)
見る
檐
漢検1級
部首:⽊
17画
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
“檐”で始まる語句
檐
檐下
檐端
檐頭
檐先
檐口
檐板
檐裏
檐辺
檐下詰
“檐前”のふりがなが多い著者
高山樗牛
泉鏡花