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一伍一什
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いちぶしじふ
ふりがな文庫
“
一伍一什
(
いちぶしじふ
)” の例文
それは、自分が初めて言文一致を書いた由來——も凄まじいが、つまり、文章が書けないから始まつたといふ
一伍一什
(
いちぶしじふ
)
の顛末さ。
余が言文一致の由来
(旧字旧仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
それは自分が初めて言文一致を書いた由来——も凄じいが、つまり文章が書けないから始まつたといふ
一伍一什
(
いちぶしじふ
)
の顛末さ。
言文一致
(新字旧仮名)
/
水野葉舟
(著)
「あんな野郎だ、——ところで
一伍一什
(
いちぶしじふ
)
をブチまけても宜からう、お前の腹も底が入れば、喰ひ乍らでも話せる筈だ」
銭形平次捕物控:283 からくり屋敷
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
請
(
うけ
)
たれば
最早
(
もはや
)
初瀬留には
逢事
(
あふこと
)
もならず所詮生て
恥
(
はぢ
)
をかゝんよりはと
覺悟
(
かくご
)
極
(
きは
)
めし事なりと
一伍一什
(
いちぶしじふ
)
を物語れば五八は是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
誰も知らない遠國の山の中へ入つて行つて、そこから
一伍一什
(
いちぶしじふ
)
を
認
(
したた
)
めて、姉や父母に詫を言はう。そして誰も知らないやうにこの世界から別れてゆかう……
少年の死
(旧字旧仮名)
/
木下杢太郎
(著)
▼ もっと見る
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
、村の若い者で、湯田中に遊びに行かぬ者は一人も無く、又初めての翌朝、兄分の者に
昨夜
(
ゆうべ
)
の
一伍一什
(
いちぶしじふ
)
を無理に話させられて、顔を赤く
為
(
し
)
ないものは一人も無い。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
近頃はすつかり角を折つて、平次は勿論、ガラツ八にも厭な顏を見せない利助は、
一伍一什
(
いちぶしじふ
)
の樣子を聞くと、一も二もなくガラツ八の意見に贊成して了ひました。
銭形平次捕物控:016 人魚の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
御
呼戻
(
よびもど
)
し下されたし
夫
(
それ
)
のみ願ひ上まする夫に
就
(
つい
)
ても
呉々
(
くれ/″\
)
も御辛抱こそ
肝要
(
かんえう
)
なれと猶も
撓
(
たゆ
)
まぬ忠義の久八六右衞門も
一伍一什
(
いちぶしじふ
)
を聞居たりしか久八に向ひ其方が五十兩の大金を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
請た御人で御座りますと聞て藤八も驚き
然
(
さ
)
れば豫て話の九助殿人を助けたれば又
助
(
たす
)
けらるゝアヽ
陰徳
(
いんとく
)
あれば
陽報
(
やうはう
)
ありとはテモ不思議と是より座敷に
到
(
いた
)
り互に
一伍一什
(
いちぶしじふ
)
の物語りを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
あの群衆の中に交つて、錢形平次もまた、
一伍一什
(
いちぶしじふ
)
を見聞して居りました。
銭形平次捕物控:177 生き葬ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
そのフラフラのトボトボは、近所の衆の噂ですよ、——お隣りの若い者が、宵から見張つてゐて、練塀町から金澤町まで
跟
(
つ
)
けて行き、
一伍一什
(
いちぶしじふ
)
を見屆けたといふから、こいつは嘘ぢやないでせう
銭形平次捕物控:238 恋患ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
一伍一什
(
いちぶしじふ
)
を見て居たのか」
銭形平次捕物控:220 猿蟹合戦
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“一伍一什”の意味
《名詞》
一伍一什 (いちごいちじゅう、義訓:いちぶしじゅう)
ある物事の成り行きの始まりから終わりまで。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
伍
漢検準1級
部首:⼈
6画
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
什
漢検準1級
部首:⼈
4画
“一伍”で始まる語句
一伍仔什
一伍