“貸主”の読み方と例文
読み方割合
かしぬし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
数百年の間、上士は圧制を行い、下士は圧制を受け、今日にいたりてこれを見れば、甲は借主かりぬしのごとく乙は貸主かしぬしのごとくにして、いまだ明々白々の差引さしひきをなさず。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
張せられしが右樣の儀ならばまへ以て私共わたくしどもへおはなしの有べきはずなり若し此事町奉行所まちぶぎやうしよより御沙汰ごさたあらば貸主かしぬし三郎兵衞は勿論もちろん世話人の庄藏までの難儀なんぎなり何卒なにとぞ右の表札へうさつと御玄關なる御紋付ごもんつきのお幕はお取外とりはづしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「三千円? それでその直接の貸主かしぬしふのは何処どこの誰ですか」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)