“りゅうえん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
劉焉16.7%
劉延16.7%
劉琰16.7%
龍淵16.7%
劉淵8.3%
劉琬8.3%
柳園8.3%
龍煙8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
太守たいしゅ劉焉りゅうえん、遂に、子民の泣哭きゅうこくに奮って討伐の天鼓を鳴らさんとす。故に、隠れたる草廬そうろの君子、野にひそむの義人、旗下に参ぜよ。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
太守たいしゅ劉延りゅうえんは、弓槍の隊伍をつらねて、彼を街上に迎えて、試問した。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孔明はかく断じたが、その子の李豊りほうは留めて、長史劉琰りゅうえんなどと共に、兵糧増産などの役に用いていた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
奈落ならくへ突きのめされた梅雪は、あたかも虎穴こけつをのがれんとして、龍淵りゅうえんにおちたような破滅はめつとはなった。もうこのうえはいちかばちか、いのちはただそれ自分をたのむことにあるのみだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
※児が四歳のとき、劉淵りゅうえん平陽へいようの城を築いたが、どうしても出来ない。そこで、賞をかけて築城術の達者を募ると、※児はその募集に応じた。彼は変じて蛇となって、韓媼に灰を用意しろと教えた。
かつて、呉へ使いにきた漢の劉琬りゅうえんは、よく骨相を観るが、その人がこういったことがある。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
見ると、邸内の広い柳園りゅうえんでは、諸所にかがりき、まん中の一樹に生け捕ッた陳達を縛りつけて、今しも、それをさかなに大ざかもりの最中だった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
香炉こうろ薫々くんくんたる龍煙りゅうえんを吐き、この日長者が供えたお香料こうりょう銀子ぎんす、織物、その他の目録にまずうやうやしく敬礼きょうらいをほどこす。そこでがいせい、魯達が発心ほっしんによる出家得度とくどの願文を高々と読む。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)