“りやうがへ”の漢字の書き方と例文
語句割合
兩替100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兩替りやうがへした奴が判つたか」
して居たりけり然るに正徳しやうとく三年癸巳みづのとみの三月四日例年の事とて兩替りやうがへならびに質古着しちふるぎ渡世の仲間の參會さんくわいあり皆々みな/\兩國の萬八樓へ集まりけるが伊勢屋五兵衞も仲間内なかまうちとて月行事つきぎやうじより其の趣きの回状くわいじやうのありし折節をりふし五兵衞は店に手のぬけられぬ帳合有りとてせがれ千太郎を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
せいするの時節じせつ到來たうらいなし目もあてられぬ有樣にてなはつきの儘白洲しらす中央ちうあう引据ひきすゑられたり次に久八並びに小手塚三次又神田三河町二丁目家持いへもちしち兩替りやうがへ渡世とせい伊勢屋五兵衞富澤町の古着ふるぎ渡世とせい甲州屋吉兵衞新吉原江戸町二丁目丁字屋半藏代文七右半藏かゝ遊女いうぢよ文事丁山同人どうにん妹富こと小夜衣石町二丁目甚藏店六右衞門麹町三丁目瀬戸物せともの渡世とせい忠兵衞ならびに同人妻富右町役人共一同御呼出およびだしと相成り右一件願ひ人赤坂傳馬町二丁目長助店道十郎後家みつせがれ道之助右光店請人たなうけにん同所清右衞門右家主長助すべかゝり合の者のこらずにて廿有餘人呼出しに相成さて大岡越前守殿千太郎父吉兵衞養父五兵衞兩人の名を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)