“らうばい”の漢字の書き方と例文
語句割合
狼狽100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
〔譯〕今日の貧賤ひんせん素行そかうする能はずば、乃ち他日の富貴ふうきに、必ず驕泰けうたいならん。今日の富貴ふうき素行そかうする能はずんば、乃ち他日の患難くわんなんに、必ず狼狽らうばいせん。
もなく、K夫人ふじんあひだうすまけて吃驚びつくりした。瞬間しゆんかん自殺じさつかと狼狽らうばいしたほど彼女かのぢよ多量たりやう咯血かくけつなかにのめつてゐた。
彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)
僕は毎朝買つて見て居るんです——九州炭山の坑夫間に愈々いよ/\同盟が出来上がらんとして、会社の方で鎮圧策に狼狽らうばいしてると云ふ通信がつてたのです
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)