“よりこぞ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寄擧50.0%
寄集50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
久八はやくもさとり得て又改めて申すやう其長庵とかにかたられし五十兩の金子きんすあな其外是迄これまでつかはれし金の仕埋しうめは私しが御引受ひきうけ申ます必ず/\御心配遊しんぱいあそばされなと何事も忠義ちうぎおもてあらはれたる久八が意見に千太郎は伏拜ふしおがかへす/″\もかたじけなし此恩必ず忘却わすれはせじと主從しうじう兩人ふたり寄擧よりこぞしばし涙にしづみけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
家内中寄集よりこぞりて、口をほどいて面白そうに雑談ぞうだんなどしている時でも、皆云い合したように、ふと口をつぐんで顔を曇らせる、といううちにも取分けてお政は不機嫌ふきげんていで、少し文三の出ようが遅ければ
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)