“よくやう”の漢字の書き方と例文
語句割合
抑揚100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その次ぎには、句讀點(くとうてん)や語勢、聲の抑揚(よくやう)や場合に應じた身振などに注意して、短かい詩を朗讀した。彼女の年頃にしては、まつたく並々(なみ/\)ならぬ出來だつた。
蟋蟀(こほろぎ)は其處(そこ)らあたり一杯(ぱい)に鳴(な)きしきつて、其(そ)の聚(あつま)つた聲(こゑ)は空(そら)にまで響(ひゞ)かうとしては沈(しづ)みつゝ/\、それがゆつたりと大(おほ)きな波動(はどう)の如(ごと)く自然(しぜん)に抑揚(よくやう)を成(な)しつゝある。おつぎは到頭(たうとう)渡船場(とせんば)まで來(き)た。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
お町の調子は淡々としてなんの抑揚(よくやう)もありません。
力強い、しかし低い抑揚(よくやう)で彼がその言葉を口にしたとき、深い沈默がつゞいた。やがてウッドが云つた——
時々ベシーは仕事に氣をとられて繰返しを非常に長く緩(ゆつく)り引張つた。「むかし、むかし」の一節が挽歌(ばんか)の悲痛極まる抑揚(よくやう)のやうに響いた。彼女は、他(ほか)の小唄を唄ひ出した。