“ゆゝ”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
忌々	60.0%
由々	40.0%

忌々

忌々（ゆゝ）しき「死」の大君（おほぎみ）は貴（あて）なる人も

泣けよ恋人 (旧字旧仮名) ／ アリギエリ・ダンテ(著)

あな忌々（ゆゝ）し、とく去（い）ねよ

海潮音 (旧字旧仮名) ／ 上田敏(著)

由々

現今（げんこん）日本（にほん）では、歐文（おうぶん）で通信（つうしん）や著作（ちよさく）や、その他（た）各種（かくしゆ）の文（ぶん）を書（か）く場合（ばあひ）に、その署名（しよめい）に歐米風（おうべいふう）にローマ字（じ）で名（な）を先（さき）に姓（せい）を後（あと）に書（か）くことにしてゐるが、これは由々（ゆゝ）しい誤謬（ごべう）である。

誤まれる姓名の逆列 (旧字旧仮名) ／ 伊東忠太(著)

こちらでご存じないとすれば、これは由々（ゆゝ）しいことです。その間の事情も、うすうす、友人から聞いてはいましたが、小萩さんになんの罪もない筈です。ご実家の方が、小萩さんの現在を

光は影を (新字新仮名) ／ 岸田国士(著)