“いま/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
忌々97.7%
忌忌2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
メリケン兵は忌々いま/\しく憎かった。彼等は、ひまをぬすんで寝がえりを打った娘のところへのこ/\やって行って偽札を曝露した。
氷河 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
「えゝえゝ大人しく遊びますわ。」急にさう気軽に云つて、彼女はそれを帯の間へしまひこんだ。道助は忌々いま/\しさうにそれを見た。
静物 (新字旧仮名) / 十一谷義三郎(著)
そして又斯かる場合になほ官位につて礼拝らいはいの順序を譲り合ひ、其れが為に自分達に迄すくなからぬ時間を空費せしめた官人くわんじんの風習を忌忌いま/\しく思つた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)