“いめえま”の漢字の書き方と例文
語句割合
忌々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うっかり通って怪我けがでもするといけねえから、其の野郎は刀や何かで殺す程の者でもねえ奴で、鎌で殺しゃアがったのよ、女の死骸は川へほうり込んだ様子、忌々いめえましい畜生ちきしょう
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
何とか工夫をして引摺り出そうと思ってる内に、泰助めが出懸ける様だから、早速跡をけて、まんまと首尾よくぶっちめる処を、さんざんにぶっちめられたのだ。忌々いめえましい。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
エエくそッ、忌々いめえましいが云ってしまおう。
貧乏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
私がおめえさんに平生ふだんお世話に成って居りますから、娘を殺して金を取るような人でねえ事は知って居りますが、宜うがすか、おめえさんとし私が中が悪くって、忌々いめえましい奴だ
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
三「新吉は何処へ行った、なに友達に誘われて遊びに行ったと、作藏と云う馬方と一緒に遊んで居やアがる、忌々いめえましい奴だ、蚊帳は何処にある、蚊帳を釣りましょう、なに無いのかえ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)