“ゆゆ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ユユ
語句割合
由々93.2%
忌々2.3%
勇々2.3%
雄々2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この官吏侮辱の罪は理蕃上由々ゆゆしい問題である。直ちに上司に報告して適当の処置をとらなければならない筈のものである。
霧の蕃社 (新字新仮名) / 中村地平(著)
四大したいのあらび、忌々ゆゆしかる羅刹らせつ怒号どごう
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
あな忌々ゆゆし、とくねよ
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
身にしみて聞きるる浪子は勇々ゆゆしと誇りて、早く海軍大臣かないし軍令部長にして海軍部内のふうを一新したしと思えるなり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
しかし、ウルリーケのすらっとした喪服姿が、おりからの潮風に煽られて、髪も裾も、たてがみのようになびいているところは、どうして、戦女ワルキューレとでも云いたげな雄々ゆゆしさであった。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)