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ゆんづゑ
ふりがな文庫
“ゆんづゑ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
弓杖
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弓杖
(逆引き)
素戔嗚は
弓杖
(
ゆんづゑ
)
をついたなり、ぢつとこの舟へ眼を注いだ。舟は彼を
嘲
(
あざけ
)
るやうに、小さい
筵帆
(
むしろぼ
)
を光らせながら、軽々と浪を乗り越えて行つた。
老いたる素戔嗚尊
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
弓杖
(
ゆんづゑ
)
で
炎天
(
えんてん
)
の
火
(
ひ
)
を
吐
(
は
)
く
巌
(
いはほ
)
を
裂
(
さ
)
いて、
玉
(
たま
)
なす
清水
(
しみづ
)
をほとばしらせて、
渇
(
かわき
)
に
喘
(
あへ
)
ぐ一
軍
(
ぐん
)
を
救
(
すく
)
つたと
言
(
い
)
ふのは、
蓋
(
けだ
)
し
名将
(
めいしやう
)
の
事
(
こと
)
だから、
今
(
いま
)
の
所謂
(
いはゆる
)
軍事衛生
(
ぐんじゑいせい
)
を
心得
(
こゝろえ
)
て、
悪水
(
あくすゐ
)
を
禁
(
きん
)
じた
反対
(
はんたい
)
の
意味
(
いみ
)
に
相違
(
さうゐ
)
ない。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
碁盤立
(
ごばんだち
)
弓杖
(
ゆんづゑ
)
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
素戔嗚は高い岩の上に、ぢつと
弓杖
(
ゆんづゑ
)
をつきながら、兇猛な微笑を浮べてゐた。
老いたる素戔嗚尊
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
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