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ゆんづえ
ふりがな文庫
“ゆんづえ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
弓杖
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弓杖
(逆引き)
自分は
弓杖
(
ゆんづえ
)
を突いて……というのも
凄
(
すさ
)
まじいがいわゆる弓杖を突いて、あたりに敵もいないのに、立木を敵と見廻してきっとして威張ッていた。
初恋
(新字新仮名)
/
矢崎嵯峨の舎
(著)
弓杖
(
ゆんづえ
)
ついて、ここを登り下りしたことやら、餓死寸前にあった城兵の、あの顔、この顔、みな土に爪を立てながら生き抜こうとした
凄
(
すさ
)
まじい人間の一心と団結力が
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
沙金は、この騒ぎのうちにも冷然とたたずみながら、ことさら月の光にそむきいて、
弓杖
(
ゆんづえ
)
をついたまま、口角の微笑もかくさず、じっと矢の飛びかうのを、ながめている。
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
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