“やばん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
野蛮63.6%
野蠻18.2%
家番12.1%
夜番3.0%
野蕃3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひとのものを横合よこあいからとるようなことが多い。実にふんがいにたえない。まだ世界は野蛮やばんからぬけない。けしからん。くそっ。ちょっ。
紫紺染について (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
野蠻やばん時代じだいでもうつくしい石材せきざい地方ちほうから輸入ゆにゆうして使用しようしたことがあるばかりでなく、燧石ひうちいしだとか、黒曜石こくようせきのようなものでも、その地方ちほうさんしない場合ばあひ
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
恐ろしく巌畳がんじょうなアーチ形に出来た家々の門の前には遅く帰った人達が立って、呼鈴よびりんの引金を鳴らしていた。家番やばんもぐっすり寝込んだ時分であった。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
夜番やばんしているのです。盗まれるといけないから。」
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
野蕃やばんなやつだ。実に野蕃だ』
氷河鼠の毛皮 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)