“黒曜石”の読み方と例文
読み方割合
こくようせき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
燧石ひうちいし黒曜石こくようせきや、安山岩あんざんがんるいつくつたものがおほいのでありますが、ときには水晶すいしよう瑪瑙めのうのような綺麗きれいいしつくつたものもあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
そしてそうだ、向うのがけの黒いのはあれだ、明らかにあの黒曜石こくようせきの dyke だ。ここからこんなにはっきり見えるとは思わなかったぞ。
台川 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
呟きながら、横へさした黄楊つげくしで、洗い髪の毛の根を無性に掻きながら、黒曜石こくようせきの歯をならべた鉄漿おはぐろくちから、かすかな舌打ちをもらしていた。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)