“石黒忠篤”の読み方と例文
読み方割合
いしぐろただあつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大正七年の春、日本赤十字社は、石黒社長の代理として石黒忠篤いしぐろただあつ氏を、私の大磯の私邸によこされた。そうして、日本赤十字社の顧問使として、ヨーロッパに行くことを申しこまれた。
私の歩んだ道 (新字新仮名) / 蜷川新(著)
石黒忠篤いしぐろただあつ君がかつて誰からか聴いて話されたのは、幕末の名士川路左衛門尉かわじさえもんのじょう、或る年公命を帯びて木曾に入り、山小屋にとまっていると、月明らかなる夜更にその小屋の外にきて高声にぶ者がある。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)