“やぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
野暮98.1%
不粋0.6%
野夫0.6%
野蛮0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すべての取りまわしも野暮やぼではない。しかしその野暮でないのをひけらかすような処に、お絹には堪まらないほど不快の点が多かった。
両国の秋 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
此のかんざしは私が若い時分に買ったんですが、丸髷まるまげには差せないから、不粋やぼなもんですが…
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
春告鳥はるつげどり』のうちに「生質野夫やぼにて世間の事をすこしも知らず、青楼妓院せいろうぎいんは夢にも見たる事なし。されば通君子つうくんしそしりすくなからず」
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
野蛮やぼなシシリヤ式の道義一点張りの教育で訓練された結果、親のあだを、それも絞首台上へ送ろうとはせず昔風に復讐の剣によって、復讐せんために生きとると云う事を知った。