“やすやど”の漢字の書き方と例文
語句割合
安宿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はづかしいおちましていまうちもの御座ござりませぬ、寐處ねどころ淺草町あさくさまち安宿やすやど村田むらたといふが二かいころがつて、ひたとき今夜こんやのやうにおそくまでこともありまするし
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
山西はふと小女こむすめじぶんの知っている花川戸はなかわど安宿やすやどれ込もうと思いだした。
水魔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
安宿やすやどを見つけて、彼は、泊りこんだ。その晩、使い屋をたのんで、さっきの金に手紙を付け、すぐ河原町の薬師寺にいる渋沢へ返しにやった。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)