“やけじに”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
焼死66.7%
燒死33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吾々われわれ花見連中れんじゅうは何も大阪の火事に利害を感ずることはないから、焼けても焼けぬでも構わないけれども、長与ながよいって居る。しや長与が焼死やけじにはせぬか。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
人間でさえこんな事になったのであるから、まして畜生である馬や牛の焼死やけじにしたものは数知れずあった訳である。
現代語訳 方丈記 (新字新仮名) / 鴨長明(著)
圍爐裡ゐろりの火の中へ押込おしこみ如何にも酒に醉潰ゑひつぶころげ込で燒死やけじにたる樣にこしらへたれば知者しるもの更になし寶澤はあらぬていにて感應院へかへり師匠へもばゝがあつれいを申せしと其場を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
とられ大酒に醉伏ゑひふし燒死やけじにたるに相違なき由にて其場は相濟あひすみたり是に依て村中評議ひやうぎの上にてお三ばゝの死骸しがいは近所の者共請取うけとり菩提寺ぼだいじへぞはうむりける隣家りんかのお清婆きよばゝと云は常々お三ばゝと懇意こんいなりければ横死わうし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)