“ものやさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
温和33.3%
物優33.3%
物和16.7%
物柔16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
親切に温和(ものやさ)しく先に立て静に導きたまふ後について、迂濶な根性にも慈悲の浸み透れば感涙とゞめあへぬ十兵衞、段〻と赤土のしつとりとしたるところ、飛石の画趣(ゑごゝろ)に布(しか)れあるところ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
と物優(ものやさ)しいが力(ちから)ある声(こゑ)して聞(き)く。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
かけら半分叱言(こごと)らしいことを私に云われず、ただ物和(ものやさ)しく、清や汝(てめえ)喧嘩は時のはずみで仕方はないが気の毒とおもったら謝罪(あやま)っておけ
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
以前から見ると面差(おもざし)が穏(おだや)かになって、取別(とりわ)けて児供に物をいう時は物柔(ものやさ)しく、こうして親子夫婦並んだ処は少しも危険人物らしくも革命家らしくもなかった。
最後の大杉 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)