“ものやわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
物和60.0%
物柔20.0%
物軟20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
娘はしけしけと自分の貌を見ていたが、物和ものやわらかに
初恋 (新字新仮名) / 矢崎嵯峨の舎(著)
院長いんちょうのアンドレイ、エヒミチは玄関げんかんから病室びょうしつなか覗込のぞきこんで、物柔ものやわらかにうのであった。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
古藤なんぞに自分の秘密がなんであばかれてたまるものかと多寡たかをくくりつつも、その物軟ものやわらかながらどんどん人の心の中にはいり込もうとするような目つきにあうと
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)