“めんみつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
綿密100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この山を下へ降ると大きな川がある。その川を渡ってこういう風に行くんだと綿密めんみつに教えてくれた。まずこれで二、三日行くだけの道順が分ったという訳。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
最初さいしよは、たくさんの貝殼かひがらは、はたしてむかしひとがそのにくつてすてたものか、どうかゞ疑問ぎもんとせられたのでありましたが、ある學者がくしや綿密めんみつ調査ちようさした結果けつか、すてゝあるそれらの貝殼かひがら
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
余は「罪と罰」第一くわん通讀つうどくすること前後ぜんごくわいせしが、その通讀つうどくさいきはめて面白おもしろしとおもひたるは、殺人罪さつじんざい原因げんいんのいかにも綿密めんみつ精微せいび畫出くわくしゆつせられたることなり、もしある兇漢けふかんありてある貞婦ていふころ
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)