“みツつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三杯33.3%
三枚33.3%
三歳33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『幾杯でも飮めるが、三杯みツつやれば眞赤になる。』
漂泊 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
明後日が初酉の十一月八日、今年は稍温暖あたゝかく小袖を三枚みツつ重襲かさねる程にもないが、夜が深けては流石に初冬の寒気さむさが感じられる。
里の今昔 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
次手ついでだからはなさう。これつゐをなすのは淺草あさくさまんちやんである。おきやうさんが、圓髷まるまげあねさんかぶりで、三歳みツつのあかちやんをじふ背中せなか引背負ひつしよひ、たびはだし。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)