“みしり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
見知80.0%
相識20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男達のなかには、お島が見知みしりの顔も見受けられた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
三人昨日五人とどれどうだか分る者か何でもいゝは金さへ取ば仔細なしだ生首なまくび一ツ渡してやらうと云はわきから一人の非人が夫でもおやくびだと云から向うにも見知みしりあらほかの首では承知しまいと云ば一人の非人さればさ何だと云て相手あひては座頭のばうだから見分みわけが有物か首さへやれいゝ然樣さうして直に下屋敷へ葬むるで有らうからいゝ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
笹の関は、中川修理太夫の領内で、したがって、藩士の久住希十郎とは、故郷許くにもとからの相識みしりだった。もっとも、しりあいといったところで、身分が違う。