“みおぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
見覚76.0%
見憶16.0%
見覺8.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いったいだれだろうとおもって、かなたの往来おうらいはしってゆく少年しょうねんかおをながめましたが、まったく見覚みおぼえのない少年しょうねんでありました。
金の輪 (新字新仮名) / 小川未明(著)
なだらかな小丘のすそ、ひょろ長い一本の松に見憶みおぼえのある丘の裾をまわりかけて、突然、彼は化石したように足をとめた。
夏の葬列 (新字新仮名) / 山川方夫(著)
はてれでも此姿このすがたなにとして見覺みおぼえがあるものかと自問自答じもんじたふをりしも樓婢ろうひのかなきりごゑに、いけはたから車夫くるまやさんはおまへさんですか。
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)