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まちゐ
ふりがな文庫
“まちゐ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
待居
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
待居
(逆引き)
○さるほどに
妻
(
つま
)
は
家
(
いへ
)
にかへり
炉
(
ろ
)
に火を
焼
(
たき
)
たて、あたゝかなるものくはせんとさま/″\にしつらへ
待居
(
まちゐ
)
たりしに、時うつれども
皈
(
かへ
)
りきたらず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
待居
(
まちゐ
)
たり半兵衞は
頓
(
やが
)
て歸り來り
偖々
(
さて/\
)
御太儀なりしお小僧にも
臺所
(
だいどこ
)
へ行て食事仕玉へと云ひければ寶澤は
嬉
(
うれ
)
し
氣
(
げ
)
に
下行
(
おりゆき
)
食事も
畢
(
をはり
)
ける頃感應院も
祈祷
(
きたう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
仏のまへに
新薦
(
あらこも
)
をしきて
幽霊
(
いうれい
)
を
居
(
を
)
らする所とし、入り口の戸をもすこしあけおき、
研
(
とぎ
)
たてたる
剃刀
(
かみそり
)
二てうを
用意
(
ようい
)
し今や/\と
幽霊
(
いうれい
)
を
待居
(
まちゐ
)
たり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
殺しては
濟
(
すま
)
ず印形と
脇差
(
わきざし
)
が證據なれば平四郎こそ幸之進が敵なりと思ひ定めて座敷の
引
(
ひけ
)
るを
待居
(
まちゐ
)
たり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
始め
暫時
(
しばし
)
其所に
待居
(
まちゐ
)
ければ此は如何なる事やと思ひける中程もあらせず城下の方より
汗馬
(
かんば
)
に
鞭
(
むち
)
を
當
(
あて
)
御巡見使よりの御
差※
(
さしづ
)
なり九助を早々
引戻
(
ひきもど
)
せと
大音
(
だいおん
)
に呼はるを
聞
(
きゝ
)
檢使の役人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
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