“まざまざ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
歴々42.9%
顕然28.6%
歴然14.3%
現実14.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆるされし罪は消えぬべきも、歴々まざまざ挫傷すりきずのそのおもてに残れるを見れば、やましきに堪へぬ心は
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
路上に横死おうしの恥をさらせる父が死顔の、犬にられ、泥にまみれて、古蓆ふるむしろの陰にまくらせるを、怪くも歴々まざまざと見て
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
キリキリと二三遍廻ったという今聞いた話が胸に浮ぶと、そのキリキリと廻ったポチの姿が、顕然まざまざと目に見えるような気がする。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
唸声うなりごえ顕然まざまざと近くにするが近処あたりに人が居そうにもない。
黒服の怪物は中腰になつてその函をどうかしてゐるのであるが、幻はやがて彼の黒服を通して、且つは彼の肉体を通して、彼の手と函との関係を歴然まざまざと透視させた。
公判 (新字旧仮名) / 平出修(著)
その彼の眼の前に、その恋人の泣き濡れた姿が、夢ではなく現実まざまざと、他に妨げる者もなく、たった一人で現われたのであった。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)