“まざ/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
歴々50.0%
瀝々50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昨晩ゆうべの事が歴々まざ/\と思出された。女中が襖を開けて鬚面の菊池君が初めて顏を出した時のさまが目に浮ぶ。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
うらめしげに遣る瀬ない悲味をうつたへた妻の顏までが、圭一郎の眼前に瀝々まざ/\と浮ぶのであつた。
業苦 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)