“まうねん”の漢字の書き方と例文
カタカナ:マウネン
語句割合
妄念100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と私(わたくし)は單獨(ひとり)で叫(さけ)んで見(み)た。強(し)いて斯(かゝ)る妄念(まうねん)を打消(うちけ)さんとて態(わざ)と大手(おほて)を振(ふ)つて甲板(かんぱん)を歩(あゆ)み出(だ)した。
設(よ)しや事業熱は冷(さ)めても、失敗を取返へさう、損害を償(つくの)はうといふ妄念(まうねん)が熾(さかん)で、頭は熱(ほて)る、血眼(ちまなこ)になる。それでも逆上氣味(のぼせぎみ)になツて、危い橋でも何んでも妄(やたら)と渡ツて見る………矢張(やはり)失敗だ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
「その櫛に妄念(まうねん)が殘つて、浮べなかつたのだらうよ。」
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)