“ぼんのくぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頸窩50.0%
頸窪39.3%
後頭部3.6%
盆凹3.6%
頸窩骨3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幅の狭い茶色の帯をちょっきりむすびにむすんで、なけなしの髪を頸窩ぼんのくぼへ片づけてその心棒しんぼうに鉛色のかんざしを刺している。そうして襷掛たすきがけであった。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
頸窪ぼんのくぼ胡摩塩斑ごましおまだらで、赤禿げに額の抜けた、つらに、てらてらとつやがあって、でっぷりと肥った、が、小鼻のしわのだらりと深い。
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
諸人の後頭部ぼんのくぼを見て閑法をかたるひまに、数歩陣頭に進んで敵の悪を見さだめるのじゃ——いってみれば、身を巷に投ずる。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
三「アヽ鼻血が出た、與助、男の鼻血だから仔細はあるまいけれども、盆凹ぼんのくぼの毛を一本抜いて、ちり毛を抜くのはまじねえだから、アヽいてえ、其様そんなに沢山抜く奴があるか、一掴ひとつかみ抜いて」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
と考えて居りますと、片方かたっぽでは片手でさぐり、此処こゝあたり喉笛のどぶえと思う処を探り当てゝ、懐から取出したぎらつく刄物を、逆手さかてに取って、ウヽーンと上から力に任せて頸窩骨ぼんのくぼ突込つッこんだ。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)