“ふたりとも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
二人共63.6%
両人共27.3%
甲乙共9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歩兵ほへい二人共ふたりともそのちゞれたかみのこらず火藥くわやく仕込しこんでるやうにあいちやんはおもひました。あいちやんはなに不思議ふしぎたまらず、もりそとして、きこゆることもやとみゝそばだてました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
「貴様等は奸物だから、こうやって天誅を加えるんだ。これにりて以来つつしむがいい。いくら言葉たくみに弁解が立っても正義は許さんぞ」と山嵐が云ったら両人共ふたりともだまっていた。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「うん」と出してやる、そして自分も煙草を出して、甲乙共ふたりとも、のどかに喫煙いだした。
恋を恋する人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)