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ふたま
語句 | 割合 |
二間 | 68.8% |
二室 | 28.6% |
二巻 | 2.6% |
母屋から離れた
二間つづきの茶室の内で、こう軽く驚いていたのは、
菖蒲の寮が焼けて以来、その行方を疑われていた
光子の御方——
縁側もない
破屋の、横に長いのを
二室にした、古び
曲んだ柱の根に、
齢七十路に余る一人の
媼、糸を
繰つて車をぶう/\、
静にぶう/\。
その
赤んぼは
生まれた
時から、ふしぎな子で、きれいな
錦の
小蛇が
首のまわりに
二巻き
巻きついていました。そしてその
頭としっぽの
先は
長く
伸びて、
赤んぼの
背中でつながっていました。