“びょうか”の漢字の書き方と例文
語句割合
病家100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
院長いんちょうアンドレイ、エヒミチはとうからまち病家びょうかをもたぬのを、かえっていいさいわいに、だれ自分じぶん邪魔じゃまをするものはいとかんがえで、いえかえると書斎しょさいり、書物しょもつ沢山たくさんあるので
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
其のは存外の御無沙汰を致しました、ちょっとうかゞうべきでございましたが、如何いかにも麻布辺からの事ゆえ、おッくうでもありかつ追々おい/\お熱く成って来たゆえ、藪医やぶいでも相応に病家びょうかもあり
二度とも鎌倉のある病家びょうかへ往診に来たついでだという事であった。二度目の時竜子は母と先生と三人して海水を浴びに行った。晩食ばんめしをも一緒にすましてから先生は最終列車で東京へ帰る。
寐顔 (新字新仮名) / 永井荷風(著)