“びそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
美僧50.0%
美装50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また太層美僧びそうであつた所から、後家や若い娘で迷ひ込んだ者も大分にあつた。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
まきて先兎も角も對面たいめんせんと大膳だいぜん案内あんないさせければ吉兵衞左京の兩人は天忠和尚に對面にぞ及びたり此天忠の弟子に天一と云ふ美僧びそうあり年は廿歳許はたちばかりなり三人へちや給事きふじなどして天忠のかたはらにひかへける此時天忠は天一に向ひ用事あらよぶべし夫迄それまで臺所だいどころへ參り居よといへば天一は勝手かつてへと退しりぞきける強慾がうよくの天忠は兩人に向ひ委細ゐさいの事は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
紳士しんしふうのわかおとこと、頭髪とうはつをカールして、美装びそうしたおんなひとがきかかり、やがてかれとすれちがったが、そのひとたちは、まんざら学問がくもんのないひととはおもわれなかったのに
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)
労働最中に美装びそうした都人士女の訪問でも受けると、彼はます/\得意である。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)