“ばつせき”の漢字の書き方と例文
語句割合
末席100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分が抑々そもそも生れて初めて教鞭をとつて、此校の職員室に末席ばつせきけがすやうになつての一週間目、生徒の希望を容れて、といふよりはむしろ自分の方が生徒以上に希望して開いたので
雲は天才である (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
りて倩々つく/″\あんずるに、國許くにもとさふらふ恩田杢おんだもく申者まをすもの老職らうしよく末席ばつせきにて年少ねんせうなれど、きつと器量きりやうあるものにつき、國家こくか政道せいだうげてまかまをさむとぞんずるが、それがしかれ若年じやくねんなれば譜代ふだい重役ぢうやくをはじめ家中かちうものども
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)