“はらゝご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鮞50.0%
鮏卵50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
都(みやこ)へ遠(とほ)きよりみつぎたれば塩引(しほびき)ならん。頭骨(かしらのほね)の澄徹(すきとほる)ところを氷頭(ひづ)とて鱠(なます)に雅(が)也。子を鮞(はらゝご)といふ、これを醃(しほ)にしたるも美味(びみ)也。
牧之(ぼくし)常(つね)におもへらく、寒気の頃捕(とれ)たる鮞(はらゝご)と男魚(をな)の白䱊(しらこ)とをまじへ、鮏(さけ)居(を)る川の沙石(しやせき)に包(つゝ)み、瓶(かめ)やうのものにうつし入れ、鮏なき国(くに)の海に通(つう)ずる山川の清流(せいりう)に
女魚(めな)の大なるには鮞(はらゝご)一升もあり、小なるは三四合にすぎず。江戸に多くもてあつかふ塩引(しほびき)と唱(しやう)するは鰺鮏(あぢさけ)とて、越後の鮏とは一品(いつひん)別種(べつしゆ)なる物なりと、或物産家(あるぶつさんか)のいへり。
大根卸(おろし)で食はする鮏卵(はらゝご)は無造作にして気が利たり。
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)