“のつぴき”の漢字の書き方と例文
語句割合
退引100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
知たる我ゆゑ退引のつぴきならず四五十兩位の金をかすちがひ無しと目的みこみをつけ夫より藤澤宿を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
なにもいざこざはない、はなしかへつててゆつくりするが、これからぐに筑波山つくばさん參詣さんけいだ。友達ともだち附合つきあひでな、退引のつぴきならないで出掛でかけるんだが、おあきさん、おまへ呼出よびだしたのはほかことぢやない、路用ろようところだ。
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
平次は八五郎の後ろから、穩かな調子で——が退引のつぴきならぬ問ひを投げかけました。