“のっぴき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
退引95.8%
延引2.1%
進退2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ツル子が無理に引止めて戸若に夕飯の御馳走をしたのがキッカケとなって、二人は退引のっぴきならぬところへ陥込んでしまった。
衝突心理 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
延引のっぴきならない仕事がありましたので、つい御無沙汰しました」
ふみたば (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
進退のっぴきならず「お代さん、どうぞ放して下さい。僕は今ここへ寄って少し遅くなったのです。急いでお迎いにかねばなりません」お代嬢「今っから何処どこさあ迎いに往くだ。モーっくに新橋へ着いた時分、今頃迎いにいったって誰がいるもんか。それよりも満さんは ...
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)