“にげゆき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
迯行33.3%
逃行33.3%
遁行33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
切りて迯行にげゆき候と申けるに奧田殿扨々さて/\それをしき事なり然らば切たる袖は後の證據とならん是へとて右の袖を見らるゝに辨慶縞べんけいじま單物ひとへものふるきを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
も見ずに迯行にげゆきしが殘りし二人は顏見合せこはい者見たしのたとへの如く何樣どんな人やらよくんと思へば何分おそろしく小一町手前てまへたゝずみしがつれの男は聲をかけいつその事田町とほりを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
も見ずに逃行にげゆきけり斯て彼の娘は九助に向ひ御前樣の御かげにて助かりたり今の坊主は私しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
おとし何所ともなく逃行にげゆきけり安五郎は彼のしなを何やらんと立寄見れば女の生首に犬の齒形の殘りて居れば驚きながらなほよく/\見るに見違方まがうかたなき白妙しろたへが首故ヤヽ是はと吃驚びつくりなし首を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
飛出し遁行にげゆきける此聲により糊賣のりうりお金はやう/\夫と心付き其の人にてもあらざるに怒りの餘り打たるは面目めんぼくなけれど聞捨きゝすてには成ぬは今の元益の一條すぐ此事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)