“なること”の漢字の書き方と例文
語句割合
成事100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其時共は餘程面白次第に而、東湖先生も至極丁寧成事なることにて、彼宅へ差越申候と、清水せいすゐに浴候鹽梅あんばいにて心中一點の雲霞なく、唯清淨なる心に相成、歸路をわすれ候次第に御座候。御遠察可下候。
遺牘 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
さゝれぬ私し勿々なか/\以て然樣さやう成事なること思ひよらずおゆるし成されて下されと云まぎらすを忠兵衞はなほ種々さま/″\よりつゝやがて言葉をやはらげて言ひ出しけるは然云さういふ御前の心底しんてい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
後家のお光にまよひし故口走りたることならんと立たり居たり狂氣きやうきの如く悋氣りんきまじりにさわぐにぞ忠兵衞は更にいきたる心地もなく成事なることやと夜の目もあはさずはや翌日にも成りければ止事やむこと
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)