“ながうた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
長唄91.5%
長歌8.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
子供のおり富本とみもとを習った母よりも長唄ながうたをしこんでもらっている私たちの方がすぐに覚えて、九連環なぞという小曲は、譜で弾けた。
家内が長唄ながうたを少しやるので、それで、うちでも母がチョイチョイ稽古をつけたりしましたのを私が聞いていて、どうもそう感じられました。
陸は小さい時から長歌ながうたすきで、寒夜に裏庭の築山つきやまの上に登って、独り寒声かんごえの修行をした。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
日本につぽんうたにおいては、ながかたちのものがたりから、次第しだい變化へんかして、長歌ながうた(ながうた)といふものが出來でき一方いつぽうに、そのうちえきすとも、えっせんすともいつてよい片歌かたうたが、ふたあはさつて
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)