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どんより
ふりがな文庫
“どんより”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
鈍如
25.0%
曇然
25.0%
朦朧
25.0%
鈍然
25.0%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鈍如
(逆引き)
農は従順である。土の従順なるが如く従順である。土は無感覚の如く見える。土の如く
鈍如
(
どんより
)
した農の顔を見れば、限りなく
蹂躙
(
じゅうりん
)
してよいかの如く誰も思うであろう。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
成程
(
なるほど
)
眼で分かる——さもありそうなことだ。
鵜
(
う
)
の目、鷹の目、
掏摸
(
すり
)
の眼、新聞記者の眼、
其様
(
そん
)
な眼から見たら、
鈍如
(
どんより
)
した田舎者の眼は、
嘸
(
さぞ
)
馬鹿らしく見えることであろう。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
どんより(鈍如)の例文をもっと
(1作品)
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曇然
(逆引き)
何か知ら始終不平を持つてゐる女で、其狹い額を見ても、
曇然
(
どんより
)
した目のうちを見ても、何處か一癖ありさうな
顏構
(
つらがまへ
)
である。
絶望
(旧字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
どんより(曇然)の例文をもっと
(1作品)
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朦朧
(逆引き)
智慧
(
ちえ
)
の深そうな目の御色も時によると
朦朧
(
どんより
)
潤みを
帯
(
も
)
って、疲れ沈んで、物を
凝視
(
みつめ
)
る力も無いという風に変ることが有ました。私は又た旦那様の
顎
(
あご
)
から美しく白く並んだ御歯が
脱出
(
はずれ
)
るのを見かけました。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
どんより(朦朧)の例文をもっと
(1作品)
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鈍然
(逆引き)
板の間には、
竹屑
(
たけくず
)
が白く散って、
鈍然
(
どんより
)
とした小刀の光りが灰色の光線の
裡
(
うち
)
に眠っていた。
凍える女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
どんより(鈍然)の例文をもっと
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