“とりなは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
捕繩55.6%
取繩22.2%
捕縄22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
目安方與力其上に留役衆とめやくしゆう白洲しらすの左右には十手捕繩とりなは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かけければ三人はたゞゆめに夢見し心地にて引立ひきたてられつゝ行所に身のたけ六尺有餘の大男おほをとこ黒羽二重くろはぶたへ小袖こそでに黒八丈の羽織朱鞘しゆざや大小だいせう十手じつて取繩とりなはこしさげのさ/\と出來りしに小猿三吉はこし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
だから、あいつが御用ごようになつて、茶屋の二階から引立ひつたてられる時にや、捕縄とりなはのかかつた手の上から、きり鳳凰ほうわうぬひのある目のさめるやうな綺麗きれい仕掛しかけ羽織はおつてゐたと云ふぢやないか。
南瓜 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)