“ほじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
捕縄68.4%
捕繩15.8%
圃場5.3%
堡城5.3%
浦城5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ポケットから一たばの捕縄ほじょうをとりだしたかと思うと、いきなり日下部老人のうしろにまわって、パっとなわをかけ、グルグルとしばりはじめました。
怪人二十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「僕もそれを不思議に思っているのです。捕繩ほじょうのかけ方ぐらいは心得ているつもりですが」
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
柚園の園はもとは屋敷附属の圃場ほじょうのことだが、九州南部ではソンまたはソと謂って、単なる独立の山畠やまはたをもそう呼んでいる。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
土佐にはたくさんの実例があるがかりにその一例を挙げると『土佐州郡誌』安芸郡土居村の条に、方言に邑中の堡城ほじょうこれを土居という。この地安喜あき氏の旧塁ありゆえに名づくとある。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
陳述古ちんじゅつこけん浦城ほじょう県の知事を勤めていた時、物を盗まれた者があったが、さてその犯人がわからなかった。そこで、陳は欺いて言った。