“とひかく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
問懸50.0%
問掛50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なししてまたこよひの事がらは如何なるわけ問懸とひかくるに吉之助は面目めんぼく無氣なげこたふる樣此程父吉右衞門國元くにもとより來り我等二千七八百兩のあなあけしを大いにいかり終に勘當かんだう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
尋ぬると云も不審いぶかしそれは置て兄君あにぎみ喜内樣にも澤井の父樣にも御機嫌きげんよきか物堅いお生れながらお兄樣は早三十にも成給へば御内方でも迎へ給ひしか樣子は如何にと問懸とひかくれば友次郎ももろともにたえて久敷古郷こきやうの樣子少しも早く聞度と云れて忠八兎や云ん角や云んとむねの中一人くるしめ居たりけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
友次郎はいさめ勵まし泣てのみ居ては事分らず樣子如何にと問掛とひかくればお花も屹度きつと心付涙を拂ひ妾が此處まで連られ來りしには種々樣子やうすあれども夫は道々御話し申さん夫れよりは先急ぎ此所を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)