“ところせま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
所狭80.0%
處狹20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其までは宛然まるでう、身体からだまつわつて、肩を包むやうにして、侍女こしもとの手だの、袖だの、すそだの、屏風びょうぶだの、ふすまだの、蒲団ふとんだの、ぜんだの、枕だのが、あの、所狭ところせまきまでといふ風であつたのが
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
したいた白毛布しろけつとうへには、所狭ところせまのみかんなちらかり放題はうだい
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
われは殘れる謝肉祭の時間を面白く過さんとて、假粧舞フエスチノにはに入りぬ。堂の内には處狹ところせまきまで燈燭を懸け列ねたり。假粧けはひせる土地ところの人、素顏のまゝなる外國人と打ちまじりて、高き低き棧敷を占めたり。